戯れルシカ

ももクロ(黄)中心にモーニング娘。、Juice=Juice他について戯言

ももクロの他と違う推進力 / 「笑一笑」は楽曲版「笑顔の天下」?

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ももいろクローバーZ

もちろんあらゆるアイドルやももクロにインタビューした訳でもないので、あくまで仮説、あくまで想像なんだけども、

ももクロの無垢な推進力の源泉はなんなんだろうかと考えた時、活動の動機が純粋に「笑顔の天下」を取ること(色んな人を笑顔にしたい)だからじゃないかなと。

他のグループのアイドルは、例えばAKBで考えると、今もあるのか分からないがコンセプトに「夢のショーケース」というのがある。アイドルになってそこで各人の夢に向かって切磋琢磨するのを見てもらおうと言うコンセプトです。なので「アイドルになってから女優を目指す」「アイドルになって声優になる」「人生一度切りだからアイドルにチャレンジする」「アイドルになりたい」という人たちがAKBを目指す。きっと他のアイドルの多くもそんなところじゃないか。アイドル活動をしている過程で、人を笑顔にする喜びを感じる人ももちろん居ると思うが、「己の夢の実現」が動機にあるパターンが多いように思う。

対して、ももクロにはそれがないと考えた。 子役時代から事務所に所属していたが、目立った活躍をしていた方ではなかった。女優事務所なので、女優を目指していたが、事務所の大人たちが決めた話に巻き込まれて実験的なアイドルグループの活動をスタートさせた。女優への少ないチャンスを手にするんだと思った当時のメンバーもいたかもしれないが、夢は漠然としたもので一緒に練習してきた友達と離れたくないってくらいの気持ちの人もいただろう。そしてその活動はそのうち終わるモノだとも思ってた。メンバーの中に「アイドルになりたい」とか、「アイドルになった後は・・・」なんて自己実現とかなかったのではないか。目標もない中、プロレス的教育論と目標を掲げるマネージャーに、食らいついていく中で、アイドルのプライドや、客の反応(笑顔)に喜びに目覚めたのではないか。

以前はメンバーたちは自分らを「アイドルではない」と自虐も込めて言っていた。自分たちの将来は、マネージャーが用意した目標に食らいついていくのに必死で、ほとんど考えずに動きまわってたんじゃないかと思う。

なので自ら考えた目標はずっとなかったんだと思う。それが国立で、やっと本人達に問われた時、リーダー百田夏菜子がこれだと思って、「笑顔の天下」と言う言葉を言ったのだと思う。

アイドルをしたくてしてるのではなく、たくさんの笑顔が見たくて活動をしている。それがアイドル(ももクロ)と言う手段だった。そんな感じだったんじゃないだろうか。

そんなアイドルは過去振り返っても居なかった様に思う。ジャニーズも割りと若い頃から入るから似たケースもあるかもしれないが、やっぱり入所した時はアイドルとしてデビューして、、って目標からはじまるはずだ。

アイドルの先に目標がある人や、アイドルになることが目標だった人は、目標が達成したと本人が思えば、グループ活動の途中で辞めるのは自然の選択肢になってくるだろう。AKB、ハロプロ、その他有象無象のアイドルたち、ももクロを辞めていった4人以外の人たちはそう言う人たちだったんだろう。

早見あかりちゃんは無印時代、すでに考えが大人だった。女優やりたかったはずなのに、、、と言う思いに駆られたんだろうと察する。 有安杏果ちゃんは、自己実現のために計画的に努力を重ねるタイプだった。アイドルなんかしたくなかったかもしれないし、笑顔と言う目標が漠然としすぎていて将来を見られなかったのかもしれない。

ハロプロで言う℃-uteにいた鈴木愛里ちゃんはグループが解散したが、今もアーティストとしてアイドルの延長みたいな活動を続けている。鈴木愛里ちゃんの考えはももクロに似たケースに思う。小さい頃からの活動で、アイドルに可能性を感じたタイプだと思う。

「笑顔の天下」と言う目標に、まっすぐ純粋に取り組んでいるのがももクロだからこそ、僕らは余計なことを考えずに応援しているのかもしれない。もちろんそこには事務所が同じ方向を向いてることが大切だと思います。考えに沿わない仕事を取ってきちゃそれを表現できませんから。

なぜこう言う風に思ったかと言うと、昨日の夜書道の練習を思いつきでやって、翌日の寝起きでふと笑一笑の笑ったような笑の文字を思い出したんですよね。笑ってるみたいな、良い字体だよあなぁって。 で同じく昨日、ドランクドラゴンの塚地さんに似てるグラリオサ音子の動画見てて、芸人しているモチベーションの話があった。その中で彼は「笑ってもらえたら」って言っていた。それを笑一笑の字体について考えているときに思い出したんですよね。

www.youtube.com (7分頃から見ると話の流れがわかるかと。実際にいうのは8分すぎ。)

目標を同じにしていて、なおかつ考え方まで似ていると感じたから塚地さんはももクロにひかれて応援しているのかなと考えました。芸人には当てたお金で女遊びしているタイプもいるが、塚地さんはおそらくそうじゃないタイプで、芸人とは人を笑顔にさせる素晴らしい職業だ言うのにプライドを持つタイプなんだろうなと。(僕もそう思ってるんできっとそう思ってるんだろうなと想像。) そこをベースに、他のアイドルとももクロの違うところかもしれないなと思い書いてみました。

こうなると笑一笑は、そうじゃなかった有安杏果ちゃんが辞めて4人になってから改めて、「笑顔の天下」を掲げた楽曲だったのかもしれません。

www.youtube.com (笑った「笑」の字は1:50頃と最後に)

老若男女広くに

笑顔を

それをストレートにはじめて楽曲に込められた楽曲だから、支持されているのかなと思いました。